社員教育の主流の変遷

時代の流れとともに社員教育の目的や手段も変化しているそうで最近ではOJTというワードをよく聞くようになりました。これは新人全体を対象にしたビジネスマナー的な教育から直属のリーダーや上司から部下(新入社員)への効果的かつ直接的なトレーニングを意味します。わたしもゆとり世代の後輩に研修を行ったことがありますが大人しく物事に慎重で職場内におけるコミュニケーションが苦手な人たちが多いという印象をもちました。

私が以前働いていた会社でも毎月のように研修会や勉強会があり、入社当初は嫌で仕方がなかったのですが、だんだんと自分にも役割を与えられるようになると楽しくなって行きました。このようにして、職員全体のモチベーションを高めることもできるのだと思います。どの会社においても、社員研修は必ずと言っていいほど行われるものです。しかし、会社規模や業種によってその研修内容は千差万別です。あるいは、会社の方針や考え方によっても大きな差があります。ただし、時代によって社員教育のはやりがります。最近では、リーダーシップやコーチング、ティーチングといった内容が流行していると言えます。個人個人のヒューマンスキルアップと同時に、チーム全体のパワーアップを図るために、リーダーとなるべき人材については一段上の研修を施すようになってきています。以前の研修の主流は、個人の能力向上に主眼が置かれていました。組織に属する個人が、それぞれ能力を向上できるような社員教育を行ない、その結果として組織全体のスキルアップを図ろうという考え方でした。しかし、近年主流のものは、リーダーシップをとれる人材をある程度選別をして、その人材に対してチームや組織をけん引するための能力開発を行なうという方向になってきています。そうしたことでより効率的な全体を通したスキルアップを図ることができるそうです。

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社員教育を受けたことによりその後の転職にも自信が持てました

社員教育とは大まかにくくると従業員の能力向上をはかる企業内研修や教育のことです。講師は企業内の上司であったり専門講師を外部から呼んだりします。最近では会社でオリジナリティーのある社員教育が行われているそうで専門性の高い技能から、マナー、理念、生活態度にいたるまでその範囲は多岐にわたります。私も某大手メーカーに新卒で採用されたとき一年間かけて人材開発部の手により新人教育やビジネスマナーの指導を受けました。敬語と丁寧語、電話の出方や名刺交換、来客対応やクライアント訪問時のケーススタディなど丁寧に教えていただいたおかげでその後も転職をくりかえしていますがどの企業でもそのマナーやスキルは通用しています。自分は事務職でしたので泊まりの研修はありませんでしたが同期入社で総合職の男性たちは山中湖や那須の研修施設にてタイトなスケジュールで講習を受けたと話していました。社員の能力開発にコストをかけられる大企業ならまだしも面倒見のよい企業ばかりではないので会社まかせにせず自己啓発につとめる意識もほしいところです。

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